【自己啓発】自分のリスク許容度を知ろう
投資でリスク許容度を知ることはとても重要
リスク許容度は、投資家の許容できるリスクの範囲のことで、資産運用に伴い発生するリスク(損失)をどの程度受け入れられるかの度合をいいます。
言い換えれば、「最悪の事態を想定する」と言うことでもあります。
自分のリスク許容度を知る方法
- 年間の貯蓄可能金額の範囲内
- 公的年金を運用するGPIFが負っているリスクの範囲内
- 安心して私生活を送れるかどうか
年間の貯蓄可能金額とは
年間30万貯蓄できる家計であれば最悪の事態として年間30万円までの損失であれば1年でリカバリーできるのでよしとするといた感じです。
GPIFが負っているリスクの範囲内
年金資金の運用で撮っているリスクの範囲内であれば
比較的安全なレベルではないかと言う考えです。
2016年度のGPIFの運用報告を見ると
年間資金の運用は年間12.2%というリスクを取っています。
金融の世界では年間リスクの2倍の損失を見ておけば最悪のケースに備えられる可能性が高いと考えることが多いので、年間±24.4%となり最悪で年間25%程度の損失を覚悟しておけば良いと言うリスク水準です。
安心して私生活を送れるかどうか
『ウォール街のランダム・ウォーカー』では、リスクの許容度の把握は「科学というよりは芸術の領域に属する」として人それぞれ違うことを強調しています。
「本当にあなた自身によって最適な資産構成になっているかどうかは、あなたが私生活で安心して過ごせるかどうかにかかっている」と説いています。
インデックスの場合は、自分のリスク許容度を把握し、最大損失がその範囲内に収まるような運用をすればゆっくり放置しておくことができます。
肝心のリスク許容度は誰がどう言おうと最終的には自分で考えることになるのです。
リスク許容度を知る上でのポイント
自分で考えるしかないと言ってもポイントはあります。
- 年齢
- 家族構成
- 貯金(資産)
- 年収(収入)
年齢
運用機関がないほど大きな損失が出てもリカバリーすることができる
若いほどリスク許容度は大きい
家族構成
結婚しているかしていないか
また家族人数が多いか少ないか
これによっても投資に回せる資金量が変わるので
リスク許容度に関係してくる。
貯金(資産)
多ければ多いほど投資に回せる資金が多くなるので
これもリスク許容度に直接関係する。
年収(収入)
多ければ多いほど投資に回せる資金が多くなるので
これもリスク許容度に直接関係する。
まとめ
リスク許容度は最終的に自身で決めるほかないです。
しかし、現在の自分が置かれている状況を把握することができれば
どれだけの損失に自分が耐えられるのかがおのずと見えてきます。
リスク許容度によって、投資の運用方法も変わってくると思うので
投資を始める前にぜひとも自分のリスク許容度はどのくらいあるのか
簡単に言えば、投資資金の何割を失ったとしても平気でいられるのか
リスク許容度を理解することが心を平和に保つ(投資に成功する)方法であると私は思います。